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インディアンにとっての【卍】とは?
卍マークの入ったインディアンジュエリーを見た事はありませんか?
神社のマーク? ナチスドイツの鍵十字?

実はインディアンとも縁の深いマークなんです。
部族によって伝承は異なりますが、ホピ族の場合、当初のマークは現在の卍のように角の有る物では無く、曲線で構成されており、これは、部族は東西南北の4方向に移住しつつ、行き着くところで折り返し、合わさった場所が永住の場所であるという伝承をあらわしているのだとか。

元々は日本人と同じ先祖を持つといわれるインディアン。
モンゴロイド発祥の地から遠く旅してきた遺伝子が旅を終わらせるなと命じているのかな?
なんて思ったりして。

他の部族にも卍マークにまつわる伝承がありますが、時代は移り、白人がアメリカ大陸に上陸し、英語と出会ったインディアン。
「生命=LEFE」 「光=LIGHT」 「愛=LOVE」 「幸運=LUCK」の4つのLを組み合わせた幸福をあらわすデザインと称するようになりました。
いや、本当はどうなんでしょう?
卍マークを観た白人が、その意味を4つのLと重ね、幸運のマークとしたと言う説もあります。

もっとも、このマークは、古代ギリシャやローマ、古代シュメールでも使われていたので、白人にとって出会うのは初めてでは無かったはずですが。

そしてこのマークがインディアンジュエリーから消えるのが第二次世界大戦以降。
ナバホ族他の部族は、美術品等に卍を使用しないとするアメリカ合衆国の法令に署名し、インディアンジュエリーのデザインに卍マークは使われなくなりました。

今も厳密にそれは守られており、卍マークが使われたヴィンテージ物(1920年代~1940年代初期まで)は、コレクターの間では、歴史的な価値も見いだされ、また、平和を表す縁起の良いアクセサリーとして高値で取引されています。

まぁ、高値が付けば偽物も出回ります。
しかも、中国やアジア各国に作らせた安っぽい物が多いようですが、それらを「インディアンジュエリー」という商品名で売るのはどうなのでしょう?

時々、商品名が「インディアンジュエリー」なのに、製造国がアメリカ合衆国以外になっている偽物を見ると、「インディアンジュエリー」という名前だけ先行していて、アメリカインディアン作家が魂を込めて作った作品が持つ、スピリチュアルな面が理解されてないのかと悲しくなります。

本来は平和のマークであった卍。
当店では、お安く見つけてきたら、お安くお出ししますので、チェックしてやってくださいね。
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