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Q整備しようとしたのですが、バルブアッシーがタンクから外れません。どうしたらいいですか?

A:ビンテージ物の整備で一番の難関ですね。

バルブアッシーを万力などで固定して、タンクを回すのが一番オーソドックスな外す方法です。

この時、力を均等にかけてやってください。 特に真鍮タンクの物はタンクを歪ませてしまいます。
また、220系などはタンクとバルブアッシーの接合部に液体ガスケット等を使っている物がありますが、これはさらに固着がきついので慎重に外すようにしましょう。

万力を使ってもきつい場合、
1.叩いて振動で固着を緩める
2.熱を加えたり、冷却して金属の膨張伸縮を起こさせて固着を緩める。

3.ケミカルを使って固着を緩める。 ねじ神様という冗談みたいな名前の商品が結構効きます。
どうしてもダメでしたら、プロに相談しましょう。

また、220系以外でも、液体ガスケットを使っている固体があります。

この部分はテーパーねじなので、新品の時はガスケットは必要ありませんが、長い年月の間に何度も分解整備をした物は真鍮部品が成長し緩みが出て、バルブを正面にするために液体ガスケットが必要になる場合があります。※アメリカの正規リペアマンもこの方法を行っています。
これも、古い時期に行った物は固着して居る物がありますので、どうしても外れない物は無理せずプロに任せましょう。

※中には、プロでも外しにくいものも結構あります。 主に220系で。(^_^;)

それと、アメリカンガスマシーンの2マントルランタンで、バルブアッシーが固着したものは要注意。

力任せにやるとタンクがねじ切れます。

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