top of page
偽物インディアンジュエリーの見分け方
とっても残念な事ですがネット上でインディアンジュエリーとして売られている物の中には偽物がたくさん出回っています。
せっかくインディアンジュエリーに興味を持ち、購入されてもそれが偽物だったと知るとショックですよね。
また、アメリカの法律でインディアンの血を引いた者が作った物のみインディアンジュエリーとする事が定められていますが、これには、アメリカインディアンが編み出した技法と伝統の維持と、少数民族になってしまった先住民族の生活を守るためなのです。
ですので、アメリカの法律で罰せられることが無いからと言って、偽物を「インディアンジュエリー」として販売することは商道徳上問題があります。

たとえば、
日本のある工芸品が世界的に認められたとします。
その瞬間に、別の国の悪質な会社がその工芸品に何となく似ている偽物を、その工芸品の名前で売り出す。
これと同じ行為です。

インディアンジュエリーは単なるアクセサリーではなく、ネイティブアメリカンの伝統とスピリチュアルな物を凝縮した物でもあるので、本来は誇りを持って身に付けていただきたいジュエリーです。
それなのに、偽物をつかまされるとは悲しいことですね。

そうならないよう、いくつかの特徴を書いておきますね。

1.同じ型の物が安価に大量に売られていたら怪しい。
インディアンジュエリーは基本的にハンドメイドの一点物です。
作家さんがコツコツ作って行くので、同じ型の品物が大量に、しかも安価に出ている場合は大半が偽物です。
​「ナバホ風」とか「インディアンジュエリースタイル」と、本物では無いことを書いているのはまだ良心的です。

そういった物の中には、インディアンジュエリーでは見る事の無い星形や、ハート型のアクセサリーがインディアンジュエリーとして販売されていることもあります。
毎日インディアンジュエリーを見ている人にとって「何故これがインディアンジュエリー?」 と、首をかしげるような物も、多く見かけます。

悪質な販売者は、本物っぽく、作家名のようなブランド名を付けたり、手書きのサインのような画像を掲載して、作家が作ったように見せかける偽物もあります。
こうなると、インディアンジュエリーに興味を持ち始めたばかりの人には見分けがつきにくいですよね。
ポイントは
・ネット販売等で、同じ写真を使い回して販売している物は大概偽物。
理由は、ハンドメイドなので似ていても微妙に違うので、本物の場合は写真の使い回しはありません。
・安価な作品に、手書きのカード等の画像が添えられていたら大概は偽物。
作家さんはわざわざそんなことはしません。
・製品に刻印されたイニシャルやサインぽいのが入っていたりしますが、ハンドスタンプでは無く、鋳型で大量生産された文字だったりしたらほぼ偽物です。

2.製造国がアメリカで無い物は偽物です。
アメリカの法律ではアメリカインディアンが作った物以外はインディアンジュエリーと呼ぶことが禁止されています。

日本製、中国製、ミャンマー製、タイ製、ベトナム製、インドネシア製、色々ありますが、どれも偽物です。
アメリカの法律ではインディアンの末裔が作った物以外はインディアンジュエリーと呼べませんので、上記は全て偽物です。
中にはとても作りが凝った物も有りますが、、、何というか、匂いが違います。
​インディアンジュエリーのスタンプやデザインには意味があり、作家のスピリットがこもっています。

ただ、日本のシルバースミスが作った物には本物を凌駕する凄い作品が存在するのも事実。
値段の方も、へたな本物以上にします。
これはこれで日本の匠の技だと思いますし、インディアンジュエリーではありませんが、アクセサリーとして有りだと思います。

3.ストリート系、お兄系アクセサリーと一緒に出品されている場合、疑った方が良いです。
インディアンジュエリーはハンドメイドです。
なので、良質なインディアンジュエリーを仕入れるには、専門的な目利きが必要なので、専門店での購入がお勧めです。

ショッピングモールに入っているストリート系のお店で、インディアンジュエリーと称して全くの偽物を販売しているのはよく見掛けます。 格好良いけど、本物のインディアンジュエリーとは別物。(^^;)
インディアンジュエリーは専門店で購入するのが安全です。

ただ、これも例外はあり、メジャーどころだと、セレクトショップのビ◎ム◎さんは、インディアンジュエリー専門店と組んでとても良質な物を販売していますし、エスニック雑貨がメインのマ◎イ◎さんも、著名なアーティストの作品を扱うことで有名で、目の肥えたコレクターさんも買い物しに行きます。
どちらも、格好優先のアクセサリーと言うより、良い物を見る目があるお客様に売る、良質なお店という感じですね。


他にも気が付いたら追記していきますね。
bottom of page