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Q:炎上または異常燃焼してしまいます。原因は何ですか?

A: 多くの場合、下記が原因です。

1.圧力不足。

→ポンプに異常があって加圧できない。 または、圧が漏れる部分がある。 逆流防止弁が機能していない。
上記が無く、正常にポンピングが出来、漏れがない場合はもう少し頑張ってポンピングしましょう。

2.エア混合比の異常。

→燃料は空気(酸素)が無ければ正常に燃焼しません。

コールマンのランタンは、ジェネレータから噴出される燃料と、フレーム内を通ってくる空気が混じってバーナー部分に送られて燃焼します。

フレーム内のエアの通り道が塞がっていると正常な燃焼をしません。

エアの取り入れ部分から虫が入って詰まり、空気の流れを阻害した物、穴蜘蛛の類いが巣を作っていて空気が流れにくくなっている物など、分解してクリーニングが必要です。

3.ジェネレータの不調。
→ジェットの目詰まりも不完全燃焼の原因となります。
パーツクリーナー等で綺麗にしてやりましょう。

重傷の場合はジェネレータを交換すればOKです。

4.温まりきってない状態での燃料過多。

機関が温まっていないうちはガソリンがスムーズに気化せず、液体のままバーナー部やフレームからあふれます。
点火初期は燃料バルブを絞って燃料の量を減らし、機関を温めるようにしてやります。

機関が温まったら全開にすれば正常に燃焼するはずです。

5.部品が違う、もしくは欠損している。

純正パーツが手に入らなかったのか、本来のパーツではない物が取り付けられているケースがあります。

例えば、200Aのバーナー部分に220系2マントルランタンの小さなバーナーを付けて販売されていたり、バーナー部分のメッシュスクリーンが欠損した状態で販売されていたり。
どちらも異常燃焼します。

オークション等で、時々この状態で販売されている物を見ますが、商品説明には「整備済み」と書かれています。

初めてビンテージランタンを手にする人はそのランタンが根本的におかしいことに気付かず、不調に悩んだりします。
純正品を組むのはコストがかかるから、わざとそういう状態で販売する悪質な方も居るようですのでご用心を。

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