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Q:ルブリカントは純正品を使わないといけませんか?

A:純正のルブリカントは結構いいお値段しますね。

代用品があればと思いますよね。

そこで、ルブリカント=機械用のオイルについて考えてみましょう。

まず、ランタンやバーナーのポンプ部分に使うオイルに要求される性能は何でしょう?

答えは下記になります。

1.潤滑剤としてポンピングをスムーズにさせる。

2.部品表面に被膜を作り摩耗や酸化(サビ)から保護する。

手押しのポンプですので、機械としては摩擦も負荷も少ない方です。

なので、被膜はさほど強力でなくても大丈夫。

機械用のオイルには様々な粘度や成分の物がありますが、

ランタンやバーナーのポンプ部に使うのであれば、純正ルブリカントのようにサラッとした油が適しています。

ここで、サラッとしたオイルというと何を思い浮かべますか?

サラダオイル? オリーブオイル?

それを使うのはやめましょう。

ルブリカントは酸化しにくい鉱物油ですが、サラダオイルやオリーブオイルは植物油で、酸化が早いので機械に使うのには適しません。


代用としてよく使われるのはミシンオイルです。

ホームセンターなどで手軽に少量だけ手に入ります。

値段も比較的安いです。
しかも、機械専用の鉱物油です。

ミシンオイルは名前の通りミシンの部品を保護し動きを滑らかにするためのオイルで、ルブリカントと粘度も使用目的も近いです。

ホームセンターに行くと機械用のオイルとして農耕器具用の物や電動工具用などがありますが、それらでも問題はないです。

グリスのような粘度のあるものは適しません。
 

クレCRC556については、研磨成分が入っているから機械の寿命を縮めるという説はデマでした。

溶剤が入っているのでNGと言われていますが、樹脂製のカップを使ったポンプについては避けた方がいいかもしれません。

ほこりが溜まるからというのは、鍵穴に使用した場合の話を聞きかじってポンプもそうであると思ったのでしょうが、ポンプには蓋があって、常時外気にさらされてはいません。 それ以前に鍵穴と違って、屋外で通年風雨にさらされる事はないので、鍵穴の話と同列に考えるのはおかしいです。

それに、ほこりの付着を気にするならルブリカントも同じです。

洗浄剤が入っているから効果が一時的というのも、上記のほこりがたまる=長時間部材に付着していると矛盾します。

まぁ、諸説ありますが、当社では使っていません。
理由は何となくです。lol

※フッ素を配合したスーパー556は固着したねじ用に便利に使っています。 呉工業さんありがとうございます。

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