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Q:保管時はタンクから燃料を抜いたほうがいいのですか? それとも入れたほうがいいのですか?
A:タンク内のガソリンですが、色々言われています。
結果から言うと、ガソリンが劣化するぐらい長期の入れっぱなしは良くないです。
しかし、年に数回でも使うのであれば、タンク内の保護の意味で入れておいた方が良いと言う考え方は正しいと思います。
まずはサビのメカニズムから考えましょう。
サビは酸化鉄として自然界に存在する物で、そこから製鉄作業によって酸素を抜いて鉄を生成(還元)します。
鉄は乾燥した状態だとその状態を維持できますが、空気中の酸素と水分に触れることで、元の酸化鉄に戻ろうとします。
これが酸化=サビが起きる仕組みです。
酸化を促進する要因はいくつかありますが、起こさせないためには金属表面に酸化の原因となる酸素と水分を触れさせないのが良いでしょう。
特に、タンク内に水分が入ってしまった場合、タンクの底にたまり、空気中の酸素と触れるとサビが起きます。
ボトム部分にサビが多いのはこうした理由からです。
そこで、タンク内にガソリンを入れて、鉄表面と空気が触れないようにすると言う考えに至ります。
新品の時は、タンク内に防錆加工がされております。
しかし、古いランタン場合、それが劣化して効果を失っている物もあります。
これを補う意味で燃料を入れておくのはありだと考えます。
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